キアンティ ルフィナ リゼルヴァ ヴィニェート ブッチェルキアーレ

Chianti Rufina Riserva Vigneto Bucerchiale

2019年ヴィンテージがヴィノス誌にてNo1キャンティ・ルフィナとして選出。ガンベロロッソ誌でもトレビッキエーリ獲得

  • キアンティ ルフィナ リゼルヴァ ヴィニェート ブッチェルキアーレ
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  • キアンティ ルフィナ リゼルヴァ ヴィニェート ブッチェルキアーレ
6,160 円
(税込)
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生産者名
ファットリア セルヴァピアーナ
生産者名(原語)
Fattoria Selvapiana
年号
2019年
容量
750ml
味わい
フル
原産国
イタリア
産地
トスカーナ
格付け
DOCG
認証
ICEA
品種
サンジョヴェーゼ100%
評価
ガンベロ・ロッソ・トレビッキエーリ、ジェームス・サックリン94点
栽培
ビオロジック、ICEA
醸造
天然酵母、ステンラスタンク発酵、バリック(新樽比率10%)で15か月熟成
アルコール度数
14.5
キャップ仕様
コルク
商品コード
FH2029
JANコード
8028681200009

生産者について

フィレンツェ市から北東へ約25キロ、トスカーナとエミリア・ロマーニャを隔てるアペニン山脈の山間に位置するキャンティ全域最小のDOCG、キャンティ・ルフィナ。セルヴァピアーナは中世にその高台にフィレンツェ市を外敵から守る見張り塔として建立され、後ルネッサンス期には司教、貴族の避暑地として利用されていた長い歴史を持つ。名の由来はSelva=森、piana=平ら。
1827年に銀行家として成功したミシェル・ジュンティーニ氏が購入したことにその歴史が始まる。その後、5代目として引き継いだ名門アンティノリ家の一族である先代フランチェスコ・ジュンティーニ・アンティノリ氏はテロワールの特徴を表し長期熟成に耐えうるワイン造りに情熱を注ぎ、ルフィナ地区全体の特異性を世界的に高めた立役者となる。1978年には後に著名なエノロゴとしてイタリア中数多のワイナリーの作品を手掛ける事となるフランコ・ベルナベイ氏の才能をいち早くを見出し、醸造コンサルタントとして招聘し、その関係は今もなお続いている。
生涯独身のフランチェスコ・ジュンティーニ・アンティノリ氏は従業員のエステート・マネージャー、フランコ・マセッティ氏が1990年に急逝した際にまだ若かった息子フェデリコと娘シルヴィアを1994年に養子として迎え入れる。現在はそのフェデリコがワイン造り全般と営業、妹シルヴィアが事務全般を担当している。幸運にも名家に迎え入れられた背景があるからか、貴族の一員でありながらも驕った所がなく謙虚な紳士フェデリコ。今は自然派ワインに夢中で好きなワインはバローロだそう。
【キャンティ・ルフィナ=「山のワイン」特殊なミクロクリマと美しい熟成】
トスカーナとエミリア・ロマーニャを隔てるアペニン山脈の山麓の丘陵地帯から産まれるルフィナのワイン。
昔は貴族の避暑地であったこの地域のワインの特徴はアペニン山脈に由来する「冷涼さ」と「激しい寒暖差」がもたらす上質な酸。アペニン山脈とシエーヴェ川は寒い夏の夜や適度な降雨など、ルフィナの特殊なミクロクリマを維持するために非常に重要な役割を果たす。生まれるワインには酸がしっかり残り、色は淡いが長熟にも耐え、梅や鉄を思わせる独特のニュアンスを与えてくれる。
セルヴァピアーナの畑の標高は250-450mに位置。ワインのスタイルはルフィナの特徴をそのまま表した「フレッシュネス、シルキーなタンニン、余韻があるテロワールのワイン」。
セルヴァピアーナではより長く、より緩やかに熟成を経ていくルフィナのワインを証明する為に多くの古酒を蓄えている。
【ルフィナを表現するための栽培・醸造】
1992年よりビオロジックを導入し、現在は60haあるすべての畑を転換完了。2015年産よりICEA認証取得している。以前よりも味わいがピュアで精密なワインに進化している。
年により若干違うが基本的に100%除梗を行い、今後はよく熟した年であれば全房発酵も試すつもり。発酵は天然酵母のみ、酸化防止剤の使用は最低限まで抑えられている。
発酵はステンレスタンクで行い、熟成はフランス産の大樽と小樽を使い分け、新樽比率は低い。昔ながらのコンクリートタンクも使用する。醸造の過程は重力フローの流れで行われるので果汁へのストレスもかからない。使用するコルクにも妥協はなく1ヶずつ品質を確認した物を納入しブショネ率は非常に低い。
【キャンティではなく、単に「ルフィナ」でありたい】
キャンティの名前から脱却したい、単にルフィナでありたいという思いを強く持っている。キャンティとは全く違う特徴を持つ山のワインであり、長熟であるということ。但し「きちんと造れば」という前提で彼らはそれを歴史的に行ってきたという自負を持つ。
他のルフィナの生産者でも長熟向きのワインはあると思うが、セルヴァピアーナではかなり以前から品質と熟成に注力してきたので、質の高いヴィンテージワインが揃っている。
世間では常にキャンティ・クラシコの「サブゾーン」として括られる事に対しての反発が一部生産者でもあり、DOCG上ルフィナからキャンティの名前を外したい意向があるが、現実的に離脱は困難であり実現するのは次の世代の時であろう、とフェデリコは思っている。
【自然に囲まれた広大な土地】
土地は全部で250haを所有。オリーブ畑が36haでぶどう畑は60ha強、それ以外は森林のまま。60haのうち55haがサンジョヴェーゼ、2haがカナイオーロ(柔らかさを与える)、コロリーノ(色調を与える)、マルヴァジア・ネーラ(スパイス感を与える)、1haがヴィン・サント用のトレッビアーノ、マルヴァジア・ビアンカ、3haカベルネ、メルロ、シラー、カベルネ・フランという内訳。
土壌構成は標高が低い斜面は粘土石灰質土壌、標高が高くなるにつれ石灰質が強くなる。そしてそこにALBERESE(アルベレーゼ)という炭酸カルシウムを多く含む泥灰土の岩石やARENARIA(アレナリア)という砂岩が混じってくる。植え替えの場合はブッチェルキアーレの畑からのマサル・セレクションとDRCなど御用達の著名なフランスの苗木業者アンリ・グザヴィエ・ギョームへ苗木を依頼する。
【もう一つのポミーノ】
セルヴァピアーナでは大変珍しいDOCポミーノを生産しており、手掛けるのはフレスコバルディと2社のみ。
ポミーノの歴史はキアンティよりも古い。フレスコバルディが100ha所有しほぼ独占しているが、フランチェスコの友人である伯爵夫人からVilla Petrognanoの名前をラベル上残す事を条件に長期リース契約している6haの畑から赤1万本と白3-5千本を手掛けている。今後白を増やしたい意向であり植え替えを行っている最中。2014年が初ヴィンテージで当時まだ樹齢が若い事からIGTトスカーナ・ビアンコの表示、2019年ヴィンテージよりDOCポミーノを名乗っている。
場所は山で険しい山道を車で30分程上った僻地で標高400m。耕作が非常に困難であろうテラス状の段々畑。土壌もルフィナとは違い、より石灰質とシストが多い。平均気温は比べると3度低く、ぶどうの熟す時期は5日間の差がある。
歴史古いワイン産地であるが、ぶどう品種に関する規定が無く、自由に何でも使えるそう。フレスコバルディはピノ・ノワール100%でポミーノ・ロッソを造っているがセルヴァピアーナではサンジョヴェーゼ主体にカベルネのブレンド。だが地元消費用でピノ・ノワール100%も少量造っている。ピノ・ノワールには暑すぎると考えているためだ。

この生産者の取り扱い一覧

ファットリア セルヴァピアーナ
2021年
3,520 円
(税込)
ファットリア セルヴァピアーナ
2017年
3,630 円
(税込)
ファットリア セルヴァピアーナ
2019年
3,850 円
(税込)
ファットリア セルヴァピアーナ
2021年
3,850 円
(税込)

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