ブロンド

目指すスタイルは自然で軽快、杯が進む食中向きなビール。アロマ豊かで繊細、アルコール度数も抑えめ。雑味のないピュアかつ深みのある味わいを醸し出す為に低温殺菌処理は行わず、ノンフィルター。その個性と味わいは数々の格式高いレストランのシェフ達の目に留まり、アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ（ミシュラン★★★）のペアリングにも使われた。他レスぺランス（ミシュラン★★）、ラ・コート・サン・ジャック（ミシュラン★★）などでも取り扱いされている。ワールド・ビア・アワード、パリ農業コンクール他、数々のコンクールにて受賞歴あり。国際規格ISO9001取得。ECOCERT認証。シャブリの南方に位置し、ワイン産地として、そして中世の面影を残す「フランスで最も美しい村(Les Plus Beaux Villages de France?)」の一つとして世界遺産にも登録されているブルゴーニュのヴェズレー村。そのヴェズレーの丘の麓にて1516年バイエルン公により制定された古来のビール純粋令で定めた麦芽、ホップ、水そして酵母以外の糖分、添加物、着色料、副原料を一切使用しない伝統製法を尊重した純粋で味わい深い、個性豊かな地ビールを醸している。 全てオーガニック認証を受けた原料のみを使用し、使われる麦の85％が地元ブルゴーニュ産、ホップの80％がアルザス産、残りがドイツから。大麦、小麦、ホップそれぞれ10種類以上をビールのタイプによって使い分ける。味を左右する水は東京都の総面積よりも広い広大な敷地を持つ森林地帯、地元モルヴァン自然公園の清らかな天然水を使用。創業者であるマルク・ネイレ氏は世界中を駆け巡るビジネスマンとして大手通信会社に20年務めた後に50歳を手前に脱サラを決心。ワインとビール、そして美味しい料理をこよなく愛するマルクは自分探しの旅の挙句に新たにビール造りに情熱を見出す。ビール醸造学の基礎技術を学んだ後に出会い意気投合したデンマーク人の熟練ビール職人と共に地元の地域コミュニティーと密着しながら、オーガニック原料にこだわり、環境に配慮した持続可能で手造り感の残るビールをコンセプトとしたブリュワリーを2012年に立ち上げる。建物に使われた木材も全て地元産という徹底ぶり。当時世の中は現在ほどオーガニック、サステイナブルである事がトレンドでなく、まだクラフトビールという言葉が一般的になる遥か前の事であった。